ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

二十四節気、立春


もう立春ですってよ。

二十四節気そのものはあまり知られずとも「立春」の知名度は高い。

 

 

立春とは

立春以外にも、立夏立秋立冬と各季節に「立○」が存在する。

もちろんそれぞれ四季を表すものだが、どういう基準で決められているかはご存知だろうか。

 

まずは立春から少し離れ、似ている季節の言葉「春分夏至秋分冬至」から見ていく。

夏至と冬至

ご存知の通り、夏至は「一年で最も日照時間が長い日」、そして冬至は「一年で最も日照時間が短い日」である。

これは黄道、つまり地球から見た時の太陽の通り道を計算する事で求められる。

そのため、むりやり365日や366日に詰め込んだカレンダーとは若干のズレが生じる。なので年によっては日付が異なることがあるが、そこまで大きく前後する事は無いのでカレンダーって凄いなと思うなどしている。

春分と秋分

さて、夏のピークと冬のピークは判明した。これらを丁度半分に分割した点が春分秋分となる。つまり、ちょうど季節の真ん中となる。

これで季節は4分割となる。

立春・立夏・立秋・立冬

それでは本題。この分割した点のそれぞれを更に等分割したものが、「立○」となる。

これで季節は等しく8分割された。カレンダーとは違い、太陽を基準にしているため、より季節に忠実である。

立春⇒春分⇒立夏⇒夏至⇒立秋⇒秋分⇒立冬⇒冬至⇒…の8つで丁度1年を8分割している。

 

春分・夏至・秋分・冬至はそれぞれピークを指すが、この「立○」は始まりを指す。

例えば、立春から立夏の一日前までが春、立夏から立秋の一日前までが夏となる。

そして立春から立夏のちょうど中心となる日が春分、立夏から立秋のちょうど中心の日が夏至となる。

 

24の区切りへ

これらをさらに等しく分割し、24個に分けると二十四節気となる。

それぞれの季節ごとに6つの節気を持ち、4つの季節を巡ると1年となる。

春は本日の立春から、雨水啓蟄(けいちつ)春分清明穀雨と巡る。

 

まだ2月だけど春の始まり

「暦の上では春の始まり」という言い方をするが、実際の俗世はまだまだ寒い。

なんせ暦では2月~4月が春なのだ。5月~7月が夏、8月~10月が秋、11月~1月が冬となる。

ちょっと気が早いような感じのする暦。それでも春らしさはうっすらと既に現れ始めているのかもしれない。

 

なんとなく暖かさを感じる日中の日差し。

ここ最近見かけなかった飛んでいる虫。

頬を刺すような冷たさの真夜中が、ちょっと和らいだ気がしたり。

ちょっとずつ、春の兆しを感じなくもない。移ろう季節を感じながら、暖かくなるのを心待ちにしたい。