二十四節気のひとつ、大寒を迎える。
1年に24の節気があるので、1つの節気を迎えるごとにだいたい半月が経った計算となる。
節気と中気
二十四節気は12の節気(せっき)と12の中気(ちゅうき)の繰り返しでに成り立っている。
故に厳密には十二節気と十二中気なので節気は12個のみであるが、合わせて二十四節気と呼ぶし全て節気と呼んでいる。もうどれが節気でどれが中気かを意識している人もさほど多くは無いだろう。せいぜい暦に興味のある人くらいか。
節気が月の前半を指し、中気は月の後半を指す、と考えると分かりやすいかもしれない。
現在の12個の月にはそれぞれ1つずつの節気と中気が当てはまる。1年を365日(ときどき365日)で区切る暦とは成り立ちが違うため、何日が二十四節気に当たるのかは年によって異なる。
ただし大きなブレはなく、せいぜい数日程度のズレが生じる程度である。
大寒について
本日から大寒。寒さの極致、寒中の真っ只中となりまして。
暖かく過ごしやすい時期の過ごし方があるように、寒くて外へ出ない時期もその時期ならではの過ごし方があるというもの。
例えば何かの準備。春に暖かくなったら頃合いとなるように、寒いうちに準備を進める。それこそ植物の種のように、冬場に冬眠する動物のように。
1月20日から始まり、2月3日までが大寒。
2月4日からは立春となり、早くも春を感じさせる暦となる。
ちなみにこの季節の変わる前日の2月3日はご存知の通り「節分」である。
二十四節気の入りと明け
前述の通り、年によって大寒が1月20日から2月3日までではない時も存在する。
大寒の入りは2052年まではずっと1月20日。2053年に久々に1月19日からとなる。
大寒の明けは四年ごとに2月2日になる場合がある。2021年は2月2日だった。ここから2025年、2029年、と4年ごとに2月2日までとなる。
これは地球の公転周期を24で割っているのと現在のカレンダーの365日に若干のズレがあることに起因する。
徐々に感じる春への兆しとまだまだ厳しい冬の寒さ
強い寒さの中で芽吹き出す植物を見掛ける事も出来る時期となる。虫や動物も動き出すものもある。
徐々に春へと移ろう様子を楽しめるのもまた趣深い。まだ兆しは少ないが、見えない所で動く季節の営みがある。
ただし、一年で最も気温が下がり、最低気温をマークするのも1月下旬~2月頭のこれくらいの時期だ。
厳しい寒さにはまだ耐えていかないといけない。
あとがき
寒の真っ只中。体調を崩しやすい時期でもある。
昨今だと新型コロナウイルスのみならずインフルエンザ、そして風邪も流行の兆し。体を暖めて、無理のない生活を送っていきたい。
何をするにも健康第一。体が元気でないと、何も出来ないのだから。