ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【檸檬の書:序編】旬の国産レモンを大量に仕込む


実は冬はレモンの季節だ。

レモンを買って様々なシロップなどを作ったので紹介する。

 

レモンについて

レモンの旬

レモンに限らないが、一年中スーパーで売っている食材は旬を意識しづらい。

レモンに関しては、国産のレモンなのか輸入物のレモンなのかで旬は異なる。

 

国産のレモンの旬は11月頃から始まる。

この頃から緑色のレモンも黄色く色付き出す。12月末から1月にもなるとしっかりとしたレモンとなる。

そう、実はレモンは寒くなると黄色に色付く性質があるのだ。

グリーンレモンからイエローレモンへ

この色が変わっていく原理は紅葉と似ているといえばイメージしやすいだろうか。

気温が下がり出すと緑色の成分は役目を終えて分解され、黄色の成分が顕現する。

オレンジ・みかん等も同様で、緑色からオレンジ色へと変化していくのは寒い時期だ。

 

冬が訪れて寒さが増すにつれ、フレッシュでどことなく若く清涼感のある尖った酸味を持つグリーンレモンから、爽やかな酸味と円熟した酸味の同居したイエローレモンへと変わっていく。

どちらが好きかは好み次第となるが、グリーンレモンが好きならば秋、イエローレモンが好きならば冬をオススメする。

輸入レモンと国産レモン

普段見掛けるレモンのおよそ95%は輸入物である。

そして、輸入レモンは遠く海外から運ばれてくる関係でどうしても農薬や防腐・防カビ剤が欠かせない。

そういった処理をしていないと見た目も悪くなってしまうし、良い状態で維持したままレモンを輸入することが難しくなる。それ故、ある程度は仕方ないものだ。

 

しかし過度な農薬や薬品が人体に悪影響を及ぼすとして、これらの成分は抑えられるようになった。レモン自体の品種改良も進み、よりタフな遺伝子が残ったことにも依るだろう。レモン自体が強ければ、農薬や薬品の使用量も低減させることが出来る。

 

対して、国産のレモンを国内で消費する場合、防腐剤などを大量に使用する必要は無くなる。そのため、安全性は高まる。

結局のところ、「どこまで意識するのか」によって何をチョイスするのかを選ぶことになる。完全無農薬はその分コストも高くなるし、そこを意識していても食生活が乱れていたり他の食材で毒物を摂取していれば本末転倒。

また、いくら体に毒物とは言っても防腐剤が無ければ腐りやすいわけで、雑菌の増えた悪くなった食材を口にすれば「食あたり」となる。それもそれで毒であり、毒を正しく知った上で適切に対処を行う事が望ましい。

皮を使うか、否か

レモン及び柑橘類の果物に限った話をするならば、レモンの皮を使うかどうかを考慮すると良い。

 

レモンの表面には、いわゆるワックスと呼ばれる防腐剤が塗布されている。皮を使うならばこれらを剥がした方が良い。

食器用洗剤の用途に「食品」と書いてあればワックス剥がしに使える。

また、塩や重曹などを使用するのも良い。

 

防腐剤や防カビ剤を使っていないのならば、皮ごと安全に食べる事が出来る。

もしくはこれらを使用していたとしても正しく剥離することで皮ごと用いる事が出来る。

レモンを仕込む

さて、話を戻そう。今回は広島県瀬戸田産のレモンを1kg仕入れた。


 

1kgというと多く聞こえるが、7個~12個程度となる。

今回は9個入っていた。



とはいえ、レモンは他の果物と違い、バクバクと食べるには些か刺激が強い。

まぁ僕はレモンが好きなのでそのまま食べるのもやぶさかではないが、胃腸に対しての配慮が欠けてしまう。

なので、食べやすく加工を行うことにする。

 

今回作成するのは以下の4種類だ。

  • はちみつレモン
  • レモン酒
  • 塩レモン
  • ジンジャーレモン

はちみつレモンは甘々に仕上ていく。お湯で割ったりパンに塗る事を想定する。はちみつで浸かったレモンを食べるのも良いし、酒で割るのも良い。

レモン酒はウォッカを使い、こちらも少し甘めに仕上げる。皮も種も入れて、敢えて雑味やエグみも取り込む。炭酸で割って頂くとレモンサワーとなる。

塩レモンはレモンを塩漬けにしたもの。料理にぶち込んだりする調味料とする。酒で割るのも良い。

ジンジャーレモンは生姜とレモン、そしてスパイスで仕立てるシロップだ。ホットドリンクにすると冬には最高の飲み物となる。酒で割るのも良い。

 

 

今回はこれらを仕込み、じっくりと熟成させ、消費していく様子をつらつらとブログに記録していこうと思う。

この序編を含み、作成編使用編の三部構成にてお届けする。

それではまた。

作成編

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