ayuクリエイターチャレンジも終盤に差し掛かってきた。
「100曲のアレンジをする」、という強度は人によって感じ方が異なるだろう。
僕の元へ届くリアクションはもちろん驚きが多い。(わざわざ「別に大したことないですよ」と連絡をしてくる人も居ないしね。)
とはいえ、別にそれが凄いのか凄くないのかや大したことかどうかは、もはや僕としてはどちらでも良い。
僕としてもルーティン化しているわけで。朝にちょっと新たにラジオ体操を始めて、それがすっかり体に染みついたようなもの。すっかり生活サイクルの一部だ。
僕はそれを毎日こなしているだけに過ぎない。
クリエイターの方の中には、この100日連続のチャレンジを見て「いや、それくらい余裕でしょ」って方もいるだろう。
その通りである。ぜひやってみてほしい。
"出来るかどうかを想像で推し量る"のと"実際にやってみる"のはまたちょっと違う。実際に行動に移すには原動力が要るからね。
それこそ僕はそういうモチベーションで始めている。
とあるクリエイターの方がこのチャレンジを1曲やっているのを見て「それなら自分は100曲全部やろう」ってなったのが始まり。
原動力は本当にそれだけ。
変に商業化とか名声とかを狙ってしまうと途中で破綻するのは分かっていたし、視聴回数や評価なんかの数値目標を立てればそこに至らなかった場合がフラストレーションになってしまう。
そういった物を意識せずに、ただ「100曲全部アレンジしてみよう」みたいなモチベーションで始めた。
そうじゃなきゃ、ここまで続いていなかったかもね。
66日目(7/21):Microphone(BPM103)
66. Microphone / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
ラテンっぽく仕上げた。今までで一番しっかりラテンかもしれない。
歌詞のフレーズの譜割りがラテンっぽさを感じる部分が多くてね。サビもそうだし、イントロの英語とかもそう。
そういう部分からイメージを膨らませて完成。
コードや楽器はシンプルに、ラテンっぽさを感じられるようなものを。
メインはピアノとサックスとオルガンで、後ろにストリングスをうっすらと。
67日目(7/22):Mirrorcle World(BPM138)
67. Mirrorcle World / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
ファンク風。定期的にやりたくなるね。こういうの。
最初のギターフレーズはEmの直後にEdim。
一見脈絡が無さそうだけど、ベースが入るとEdimのときにCを通る。つまりC7となる。これによってEm→C7→Dとなり、スムーズに繋がる。
ベース音が出現して一回この展開として解釈すると聞き馴染みが出るけども、それまでは不穏感が出せて良いマジックになる。
後半の間奏明けのメロ部分のコードは完全に感覚で。ちょっとずつ下がっていくような音のラインを取って、それぞれに肉付けしてコードにしていく手法を取った。
68日目(7/23):Real me(BPM120)
68. Real me / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
しっかりEDM。
ミレニアムポップを踏襲したK-POPをイメージしていて、ボイスエフェクトのようなシンセリードや厚みのあるシンセパッドを使ったりして爽やかな仕上げに。
エレキギターも使っていて、開放的な感じの曲調に。
69日目(7/24):Step by step(BPM129)
69. Step by step / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
得意の4ビート系。その中でもロックな香りを強く出して、テンポの速い8ビートのような風味にした。
ギターやオルガンの他にもシンセの音を色々と配置。ベースのブイブイ感が結構好みな感じにハマった。
70日目(7/25):Sunset ~LOVE is ALL~(BPM132)
70. Sunset ~ LOVE is ALL ~ / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
70曲目にして、初レゲエ。
そもそも、ずっとどこかでスカは作ろうと思ってたけど、スカは独特なビートで何でもフィットするわけではない。
スカのビートは拍の頭を無くしてその反対側を強調するような特徴がある。そして本当にざっくりと言っちゃうけど、そのテンポを半分にしたのがレゲエだ。
ギターやベースを聞いてもらえれば分かるとおり、小節頭には何も鳴らさない事が多い。
それ故メロディによっては全くハマらない事もある。70曲目にして「これはレゲエだ!」って曲が来た、というわけ。
ひっそりとコードもそっち系を匂わせるものを多用。
しかも歌詞も夏。ばっちりじゃん。レゲエ。
ここまでで70曲。
ついに残り30曲。あと1ヶ月で終わりだ。
短い。率直にそう思う。
あと1ヶ月でこの染みついたルーティンが終わりを迎えてしまう。
ちょっと寂しさすら感じる。
あと1ヶ月だけ、お付き合いください。