
ファミリーマートで発売された「ごはんにちょいかけ!シュクメルリ」。
こちらが話題になっている。
シュクメルリって…?
そもそも「シュクメルリって何?」ってところから始まる人も多いだろう。
それもそのはず。シュクメルリはジョージア料理。ジョージアと聞いてすぐに場所がイメージできる人は少数派かもしれない。
ジョージアについて
ジョージアと言えど、アメリカのジョージア州ではない。国である。
ゆえにコーヒーの「GEORGIA」のジョージアとは無関係である。あれはジョージア州が由来。
ジョージア国は東ヨーロッパ、もしくは西アジアに分類される国。

なんというか日本人としてはちょうどイメージしづらいあたりの地域である。
シュクメルリについて
そんなジョージアの郷土料理であるシュクメルリ。
現地の言葉では「შქმერული」と書く。
鶏肉をニンニクを効かせたクリームソースで煮込んだ料理で、家庭料理であり伝統的な料理でもある。ニンニクは必須。他にも様々な香辛料を使ったりもするが、辛さは無い。
実際にジョージアにはシュクメルリという名の村があり、名称はここに由来する。
日本でのシュクメルリ
実は今年の1月(地域限定で去年の12月も含む)に松屋がシュクメルリを取り扱っている。
松屋のシュクメルリ
世界紀行シリーズ第1弾としてリリースした「シュクメルリ鍋定食」。これによって、それまで日本にとってニッチでマニアックだったシュクメルリが脚光を浴びる事となった。
松屋のシュクメルリは本家と同じくガーリッククリームソースを使用。具材にさつまいもが入り、さらに醤油も使用。和風のテイストに近づけてあり、かつごはんにも合うようになっている。
出た当初は日本では知名度は非常に低く、こぞって検索して話題になった。
ファミマのシュクメルリ
ファミマにて10月末に発売されたのは、プライベートブランド「お母さん食堂」の「ごはんにちょいかけ!シュクメルリ」。
地域限定品だったが、11月からは全国で展開。またしてもシュクメルリ旋風を巻き起こすこととなった。
買ってみる

お母さん食堂の食品たちが並ぶコーナーにある。お母さん食堂といいつつ、果たしてお母さんはこんなに手の込んだ世界の料理を作るだろうか。いや、もしかしたらお母さんはジョージア人だったのかもしれない。
そんな衝撃の家系図に思いを馳せながら、買ってみる。ちなみに「ごはんにちょいかけ!」シリーズはガパオライスやぼっかけ等があった。色々なお母さんが居た。
価格は税込298円。外食として考えれば安いが、中食として考えると決して安くはない。
食べてみる
レンジに入れて待つだけで本場の味。袋のまま温める事が出来るのは優秀。
倒れないように底を広げて、レンジの中央に置いて、指定の時間温めるだけ。
温めが後半に差し掛かるとガーリックの匂いが漂い出す。出かける前には食べれないかも。
温め終えたら、深めの皿へ。

これは食欲をそそる香り。見た目はスープに近いテクスチャーのクリームシチュー。
鶏肉は大ぶりな物がごろごろと入っていて、見た目の満足感も高め。

「ごはんにちょいかけ!」と言っているが、とりあえずそのままで。
ニンニクの香りがしっかりしたクリームスープ。ちょっとコクが至らないけども、ご愛敬の範囲。おいしい。
鶏肉は伝統的な焼き目を感じる仕立てではないものの、圧力調理をされたような仕上がりでホクホク。旨さも抜けきっていない。
味わいは日本人好みの味に仕立てられていて、広く受け入れられそうな味。
スープにはスパイスっぽいものが浮いているのが確認できるが、全体の味のまとめとして出汁っぽいような何かが入っている感がある。
折角なので、ごはんにかけてみる。

クリームシチューとごはんの組み合わせを容認できるかどうかによって好みが分かれそうな味わい。
個人的にはおいしく楽しめた。ニンニクの香りが食欲を増進させる。あっという間に食べきってしまった。
まとめ
ちなみに今日からはファミマで順次「シュクメルリ丼」が出るらしい。ジョージア、大プッシュじゃん。