最近は毎週木曜日にスタジオミュージシャンしてまして。
そのバンドこそが昨日発表した「Ender Silence」なわけです。
Ender Silenceは元Sunset Turn Aroundのヴォーカル、fumiyaが立ち上げた新バンド。
彼の前のバンドと僕の前のバンドではよく対バンをしていて、それこそ彼の前のバンドの企画にはよく出させていただいていた。
そして僕もfumiyaも両方ともバンドが解散してしまったんだけど、fumiyaは新しいバンドを今年立ち上げまして。それが「Ender Silence」。
Ender Silenceは今年の冬に結成してから春はあまりメンバーが安定せず、正規メンバー3人を軸にしつつ活動。そして夏ごろに僕の元にもオファーがありまして。
とかなんとか紆余曲折ありまして、秋のライブから様変わりします。鍵盤が入ることによるサウンド面もそうなんだけど、メンバー的にもね。
ここから軌道に乗ると良いなぁ、と思ってる。
せっかく僕も関わる以上、頑張っていただきたいしそのための助力は惜しまないつもり。
きっといろんな面でアシストをしていくことになると思うので、それも楽しみでもある。
今回は直接オファーをいただいたわけだけども、そもそもキーボードの人にサポートを頼むのって難しいよなぁ、と思う。
ギタリスト以上にプレイスタイルによって幅があるし、意外とキーボードは人によって技量の差も大きい。
それこそ今回の僕とfumiyaのケースみたいに実際に対バンしたりしてないとオファーしづらいと思う。
例えばクラシック出身でピアノだけを一人で弾いてきたような人はバンドにはあまり向いてなくて。
ピアノ・ソロは一人でリズムとハーモニーとメロディを完結させるスタイルなので、バンドに持ってきてしまうと左手の低音域がベーシストと被る。メロディもボーカルとぶつかる。そういう部分を間引く、つまりアンサンブルを考える必要がある。
こういう人は常に何かを弾いていないと落ち着かない症候群なので、訓練が必要だったりします。
逆にキーボードから入って鍵盤を弾くための基礎がガタガタだったり。人による差が大きい。
そもそも僕は「キーボーディストじゃなくて同期で良いじゃん」って思うタイプの人で。
同期じゃないプレイヤーの良さや差を出したプレイをしたい。それはパフォーマンスだったり、テンポの人間味だったり、有機的なフレーズだったり。
ヴォーカル以外の楽器には全て「同期じゃない理由」が欲しいなと思う。だって同期なら音質もそれなりのクオリティで、なおかつノーミスで安定させることが出来るからね。そのメリットをプレイヤーが越える事は最低条件。
その理由は、「人同士の方が楽しいから」みたいな理由でも充分だと思う。
楽しかったりするだけで充分。それが人間味、文字通り「味」だと思う。
"味"というのはどうにもふんわりとした表現であり、でもだからこそ色んな意味合いを内包させることが出来る。
今回、こうしてEnder Silenceに誘われたのは、きっと僕という味を評価してくれたんだと思ってる。
同期でやるよりも僕を使う事を選んでくれたのは嬉しく思う。プレイヤー冥利にも尽きる。
そんな僕のEnder Silenceの初戦は10/18(木)でございます。
詳細はこちらの記事にて。
僕自身も久しぶりなライブなので楽しみ。
9月はインドアもインドアだったのでね。やはりまだステージに立たないとうずうずしちゃうんだよね。制作一辺倒に慣れきっていないというか。
月に1回ずつくらいはこうしてステージに立てそうなので、制作と並行して活動するには良いペースかもしれません。
今後とも、Ender Silenceのサポートキーボーディストの琴羽、そして橋本ねこ、ともどもよろしくお願いいたします。