
ケンタッキーのフライドチキン is 最高。
フライドチキンとは言いつつも、普通に油で揚げたそれとは一線を画す。高圧調理をしたケンタッキーのフライドチキンはコンビニのフライドチキンたちとは全く別物と言っても良い。
フライドチキンとしてどちらが好きかと言えば人によって好みは分かれる所だが、僕はコンビニの横にケンタッキーがあったらめっちゃ通っちゃう。
特にあのスパイスが何とも言えないおいしさ。創業者のカーネル・サンダース曰く「家庭のキッチンにだいたいあるものしか使っていない」との事。
マックのポテトもそうだけど、謎の中毒性があるよね。他では替えが利かないというか。
新商品のサンド
ケンタッキーと言えばオリジナルチキン。
他のサンドやツイスターを食べた事が無い、という人も居るのかもしれない。
そんなケンタッキーの期間限定新サンド。
「トリュフ香るクリーミーリッチサンド」という物が出た。
僕はキノコが嫌いだが、キノコの出汁と風味は嫌いではない。僕の中ではキノコはハーブに近い役割であり、キノコを食べる人を見ると「あ、食べる派なんだ…」という目線で見る。ちょうどショートケーキの上のミントを食べる人を見るのと同じ感情である。
そんな僕だが、トリュフだけは好きである。誰かに怒られそう。松茸は嫌いだから大丈夫(?)。
トリュフのスライスが実際に入っている感じは受けないが、チキンフィレの上に乗るクリーミーソースの中にトリュフの風味が効いているらしい。
まぁさすがにトリュフが入っていたら凄い値段になる。税込440円じゃ出せないはず。
あと、全然ケンタッキーは関係無いけども、トリュフの刻んだものと見せかけてシメジの刻んだものを使っているお店も見たことがある。
トリュフについて
トリュフといえば高級食材の代名詞。言わずと知れた世界三大珍味のひとつ。しかしトリュフについて何となくぼんやりとしか解っていない、って人も多いのでは。
トリュフは日本語で言えば「セイヨウショウロ(西洋松露)」。普通のキノコとは見た目が違い、傘やヒダ・軸などが無い。球状、塊状である。
白トリュフと黒トリュフ
トリュフの中にも種類があり、黒トリュフやら白トリュフやら。一般的には白トリュフの方が高級とされる。白トリュフはゴルフボールくらいのサイズで数万円の値が付く。
白トリュフは料理の仕上げとしてスライスされたものが生で食べられる事が多く、黒トリュフは加熱する事で香りが引き立つので加熱される事が多い。
なお、黒トリュフは土由来のような香り、白トリュフは揮発性のオイルのような鼻を突く香りがする。
トリュフ探しと栽培
トリュフを探すのには豚を使う、という話が有名。だが、今では訓練を受けた犬が活躍している。豚はトリュフを見つけたら食べてしまうかららしい。
なお、トリュフは松茸と違い、比較的栽培は容易である。ヨーロッパではトリュフ園もあるくらい。
ヨーロッパが本場ではあるが、日本や中国でもトリュフが獲れる。しかしどうやらヨーロッパの品種とアジアの品種は違うものらしい。
トリュフの芳香
トリュフといえば独特の芳香。ちょっとキツいくらいのあの印象的な香りは他で替えの利かない物。最初は慣れないが数回嗅げば気に入る人も多いはず。
料理のアクセントにぴったりな香りで、良い高級感が出せる。
行ってみる
そんなトリュフが香るチキンサンド。食べるしかないじゃない、って事でケンタッキーへ。
ドライブスルーも出来るので素晴らしい。コンビニみたいに揚げたチキンを保温しておくシステムなのかな…さすがに注文が入ってから揚げるのは時間的にも難しそう。
トリュフ香るクリーミーリッチサンドも、注文して会計してすぐに出てきた。
ファストフードらしい良い速度だ。
モスバーガーのように注文してから作り始めるスタイルも良いと思う。それは好き好きだし、その時その時によって求めるものも変わるだろうし、好きなように選べば良いと思う。
食べてみる

包装紙をめくって、バーガーと対峙する。
挟まっているのは、上からクリーミーソース、チキンフィレ、チェダーチーズ、レタス。

見た目の潰れ感というか写真からの見劣り感はある。まぁマックもそうなんだけど。
なんというかこう、パッケージを開けて「うわぁおいしそう」となる事は決して多くない。持ち帰りのバーガーってそういうものなのかな、どうなんだろう。
もしかするとバーガーを持ち帰るとどんなに頑張ってもこんな感じになっちゃうのかもしれないし、マックやケンタッキーだけかもしれないし。
でもそれこそモスは持ち帰っても綺麗だから、マックやケンタッキーの問題かもしれない。とするならもっと頑張れそうなポイントにも感じるけどもなぁ。大事だからね、見た目は。
まぁ、見た目が全てじゃない。大事なのは味。
チキンフィレの上のクリーミーソースこそ、トリュフの香りのするソース。
写真のようにトロっと溢れるほどの量は無い。薄く塗り伸ばしてあるような量。
確かにトリュフの香りはする。しかしマスタードも強いため、あまりそこまでブワっと香るわけではない。しかし確実にトリュフの香り。トリュフとマスタードがバチバチにぶつかり合い、おいしいのだけどクリーミーソースそのものの濃厚感はそこまで感じない。
チキンフィレはさすがのケンタッキーという感じ。衣にはオリジナルチキンを思わせる味わいをまとい、ジューシー。
クリーミーソースとの相性も良い。
まとめ
やっぱりオリジナルチキンしか勝たん。