ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

化粧水の泥沼に入りなおして、結局LUSHのトナーを買う

人生を生きていると、至る所に"泥沼"があることに気付く。

泥沼と言ってもリアルな泥沼の話ではなく、趣味等の深淵の事だ。

そして泥沼を見つけるたびに、子供みたいに泥まみれになりに行く人もいるだろう。ほほえましいね。

 

子供は見境なく後先を考えず泥沼へと全速前進する。

しかし大人になるとだんだん「でも服が汚れたら替えが無いし…」とか「確か明日から天気が悪いから洗濯しても干せないのよね」のように詰まらない考えを持つようになってしまうものだ。なんと保身的で詰まらないものか。
何も考えずに泥まみれになっていたあの頃にしかない喜びや楽しさがあったはずだ。

 

いや。違うのかもしれない。
むしろ大人になって理論的にも知能的にも成熟し、「泥まみれになること」に対するメリットとデメリットを正しく計測するようになるのだろう。
そして歳を重ねれば楽しいと感じるイベントは他にも山ほどあるわけで、わざわざここで泥まみれになる必要性を感じなくなってしまうのだ。

そしてそんな大人たちは他の場所で泥まみれになる。奥の深い趣味や習い事、選びきれないアイテム、買い揃えなければならないコレクション、ベストな解が見つけづらい化粧品。

結局、子供も大人も泥まみれなのだ。人は生まれてから死ぬまで泥沼に自ら進んで(時には唆されたり突き落とされたりして)肩まで浸かるのだ。何の話?

 

化粧水の泥沼

さて、本題。
僕は化粧水の泥沼にやってきたわけだ。

 

まず、「メンズの化粧水」というものがある。こちらについて淑女の皆様(と化粧水?何それ?状態の野郎共)に於かれましてはあまり詳しくご存じないかと思われるので、ザっと触れる。

ここで言うメンズの化粧水とは、メンズをターゲットにして作られたものである。普段はレディース向け主体のメーカーでも、「〇〇 Men」とか「〇〇オム」とかそういったネーミングでメンズ向けラインナップを作るときがある。

こういったものはメンズ向けなので、男性の肌に起こり得るであろうトラブルや悩みにより良く効く。女性より男性の方がオイリー、髭剃り頻度が高いため肌が弱りやすい、とか。

その上で、「男性はあまりこまめに使用しない」「これを塗って、次はこれで…等のように数種類を使用しない」という留意事項もあるため、オールインワンタイプが出されやすい。「これ一つでOKなクリーム(もしくは乳液、化粧水)」みたいなやつね。

さらに、メンズあるあるだが、清涼感のある仕上げになっていることも多いうえ、部室みたいな匂いだったりシーブリーズみたいな匂いにされていることが多い。

 

個人的にはこの「清涼感」「香り」に関して気に食わないのであまりメンズ製品は選びたくない。

しかし、あまりに女性向けだと男性の肌にはベストマッチというわけにはいかない気がするのだ。
高いものから安いものまで色々と使い、キールズ、ボディショップ、エテュセ オム、SHISEIDO MEN、イニスフリー、ニベア、HAKU、豆乳イソフラボン、ロクシタン、ザボディショップ、よく分からんネットのメンズアイテムと渡り歩き(順不同)、最近はラロッシュポゼに落ち着きつつあったが、ここでまた「さらに自分に合うものがあるのでは」と思い、せっかく抜けかけた泥沼に再び浸かりなおすというイベントを巻き起こしたのであった。

いや、でも良かったんよ、ラロッシュポゼ。コスパも良いし、別に普通に80点って感じだった。


 

 

泥沼で待ち構えるLUSH

泥沼で待ち構えていたのはLUSH。またお前か。
LUSHといえば石鹸のイメージだが、スキンケア製品も手広い。

化粧水も三種類あり、

  • ティーツリーウォーター
  • アロマウォーター
  • オーシャンヴェールウォーター

がある。
値段は三種類とも同じ。100gで1,600円、250gで3,200円。
しかし化粧水ってワインより高い。びっくりするよね。一度での消費量が全然違うから単純に比較するのもアレなんだけど、化粧水をワインボトル(750ml)換算するとすさまじい値段になる。

そんなこちらの高級ワインたち。三種類とも「これだけで保湿完了」というものではなく、乳液やクリームの前のケアとして用いるような比較的ライトな化粧水、となっている。なので、いわゆる"ローション"ではなく"トナー"となる。

 

トナー「ティーツリーウォーター」


ティーツリーというのは化粧水や洗顔料、もしくはアロマオイルでしか聞かない植物だと思うが、脂性肌に効果的であるとされる。
僕も若かりし頃は相当ニキビで悩んだのだが、ティーツリーとAHA*1のおかげで何とかなった経緯を持つ。なのでティーツリーには足を向けて寝られないほどの恩があるのだ。ティーツリーはオーストラリア原産らしいので、南に足を向けないようにしている。

 

成分

成分はシンプル。

一番多い成分はもちろん。一番多いだけにトナーの質を左右する部分でもあるという。

ティーツリー葉油はいわゆるティーツリーオイルのこと。ティーツリーは葉を蒸留することでエッセンシャルオイルを得る。非常に強いハーバルな芳香を持ち、消毒・消炎効果がある。

グレープフルーツ果皮油も、エッセンシャルオイルを指す。グレープフルーツ等の柑橘の多くは果皮を圧搾することでエッセンシャルオイルを抽出することが出来る。慣れ親しんだ特徴的なサッパリとした香りで、リフレッシュ・気分高揚の効果を見込む。血行促進による新陳代謝の促進、交感神経の活性化が期待出来る。肌の収れん*2効果もある。

セイヨウネズ果実油に用いられている聞きなれないセイヨウネズは、ジュニパーベリーのこと。そのまま食べるには苦いが、ジンの重要な材料となったりスパイスとして用いられたりする。爽やかで独特な芳香。脂性肌のオイルコントロールに効果がある。

あとは香料と、保存料としてのメチルパラベンが添加されている。

脂性肌向け?

このティーツリーウォーターは、LUSHの三種類の化粧水の中では比較的脂性肌向けのフォーミュラに見える。
LUSH内では特に明記されていないが、オイリー肌の人がさっぱりめのケアをしたいときに向いているのでは?と思っている。
成分だけでなく香り的にも気分転換夏の暑い時期に適しているような。まだまだ残暑も長引きそうなので、丁度良いかも。

使ってみる


透明で水のようなテクスチャー。とろみは無いと言って良い。わずかに水よりはとろみがあるような。

肌になじませてみるととても軽い。もったりしない。
良くも悪くもとにかくライトで、これだけだと乾燥肌・混合肌・エイジングケアをしたい人には物足りないだろう。
もしも脂性肌の人やティーンなら、過剰にアレコレ塗ると逆効果になったりするのでこれだけでも良いかも。

次に乳液やクリームを塗っていくときの馴染みはアップしたような気が。
毛穴を引き締める効果のあるグレープフルーツオイルが入っているので導入化粧水とも言い切れないような気がするけど、どうなんでしょう。

香りは非常にサッパリ。いわゆるティーツリーの香りに、ジュニパーベリーやグレープフルーツが乗り、ハーバル過ぎない絶妙な爽快感を演出する。

 

とりあえずしばらくはこの化粧水を使ってみようかな。
他の化粧水も気になるな。
次はどうしようかな。

www.lush.com

*1:αヒドロキシ酸

*2:引き締め