ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

紫蘭ヶ丘、歌詞

遅ればせながら、紫蘭ヶ丘の歌詞です。

歌詞としての文の区切りが想像と違うかも。曲として聴くのと音読するのとではニュアンスが変わってくる。

日本語のこういう絶妙な表現が出来るところ、大好き。


【新曲】紫蘭ヶ丘 / 橋本ねこ

 

紫蘭ヶ丘

作詞・作曲・編曲…橋本ねこ

 

いつものホーム――向かいの電車を眺める。
降りる人たち、似てる影を目で追うクセ、"探し物"は今日も見つからないみたい。
わたしを無視して今日も沈んでゆく。

残していった声が焼き付いて離れない。未だにずっとこだまし続けている。

何度も行き交う電車はただ通り過ぎるだけ。
記憶の中だけじゃなくてあなたに逢いたい。このままずっと居て欲しいの。
叶わない願いでも、少しだけでいい。面影を探したい。 

 

聞きたくない。から、「耳をふさぐ代わりに」って変わらない日を不自然に演じ続けた。
無情に過ぎ去るの。見向きもしない人たち、わたしを無視して今日も流れてゆく。

必死に出した声は人混みにまぎれて、作り笑いすら上手く出来なかった。

何度も行き交う電車はただ通り過ぎるだけ。
記憶の中だけじゃなくあなたに触れたい。このままずっと離れないでよ。
叶わない願いでも、少しだけでいい。ぬくもりを感じたい。


またね、って手を振ったのにもう此処では会えないなんて。
分かってるけど、分かってるのに。


ここでまた会える気がして、また無意識で向かう。
全て拭いさる事はまだ難しくて、キラキラ輝く思い出。

他人達は知らん振り、でも確かに見えた可憐な咲き誇る花。