モンスターエナジーの新作が出た。なんでも「あの味」らしいので気になって買ってみる事に。
断っておくが、僕は普段からそんなにエナジードリンクを常飲するタイプではない。まずソフトドリンクをあまり買わない。コーヒーが好き。
これの一つ前の記事でもエナジードリンクを扱っているので全く説得力が無いけども。
エナジードリンクの味は好きだ。リアルゴールドとかも好きだし。
でもほら、やっぱり糖分が多いのも怖いし、かといってゼロカロリーとか言われてもそれはそれで別の意味で怖いし。
何事もほどほどが良いですね。
モンスターエナジーの新作「ウルトラパラダイス」
さて、モンスターエナジーから新作の「ウルトラパラダイス」が出たのは数日前。
猫も杓子もステイホーム。密な場所を避けねばならぬこのご時勢。そんな人もこれから簡単にgo to パラダイス。税別190円でゲット出来る楽園。素敵やん。
モンスターエナジー
言わずと知れた、頑張る人の味方「モンスターエナジー」。
レッドブルと比べてチャラさと独特なカルチャーがある。モンエナには。
飲んでる人の部屋にはラスタカラーのよく分かんないインテリアがあってほしいし、何かズンズンする音楽が鳴っていてほしいし、LEDのデジタル式クロックが置いてあってほしい。そしてドンキホーテで生活用品と一緒にモンエナを買ってほしい。
ウルトラ
「ウルトラパラダイス」の「ウルトラ」ってのはもちろん「超」とかそっち系の意味なんだけど、モンスターエナジーのラインナップには「ウルトラ」が冠されるものがある。
現在日本で出ている白色の缶「モンスターエナジー ウルトラ」に続く第2弾、というポジション。
通常のモンエナとウルトラの差はオフィシャルサイトには明記されておらず。
ゼロカロリー&ゼロシュガー=ウルトラ、という説もあるけど、それだと青色の缶「アブソリュートリーゼロ」もウルトラに含まれるはずでは…?
とはいえ、アブソリュートリーゼロは"オリジナルのモンエナをゼロカロリーにした"というコンセプトのものなので、最初からゼロカロリーの想定で作られたウルトラシリーズとはまたちょっと毛色が違うもの。
日本でのウルトラシリーズはこの新作を含めた2種だけだけど海外でのウルトラシリーズは10種を展開。そして総じてゼロカロリー&ゼロシュガーで、通常のラインナップはアブソリュートリーゼロ以外は全てカロリーがある――という事を考えると、やはりウルトラシリーズ=ゼロカロリー&ゼロシュガーという意味合いは正しいのかも。
買ってみる
奴らはコンビニに普通に売ってる。怖いよね、普通の顔して並んでるんだもん。「新発売だよ、試してみない?」みたいな顔して。
モンスターはよく「魔剤」と呼ばれる。魔剤をぶち込む、なんて言い方をしたりする。こういうカジュアルな魔剤の存在のせいで残業や過剰な労働は無くならないのでは?とちゃんと日本の昨今の社会情勢にも思いを馳せながら購入。
あ、でもリアルに対象年齢を15歳以上にする、とかした方が良いとは思ってる。
モンスターの缶といえば、この独特のザラザラ感だったりロゴだったりデザインもクール。缶自体がちゃんとアイコンになる。それはカルチャーとなり、代名詞・風物詩にもなる。
飲んでみる
プシュッと開けると、ブワっと香りが飛び出す。キウイと青りんごのような果実感のある爽やかで瑞々しい香り。
缶の側面には相変わらずちょっと何言ってるのかよく分からないどういう精神状態で書いたのかすら分からない文言が並ぶ。
楽園はどこだ?
山あいの別荘か、川のほとりの農園か、それとも都会の高級マンションのペントハウスか。白い砂浜、ターコイズブルーの海、トロピカルなそよ風が吹く。
プライベートビーチはどうだろう。
Monster Ultra Paradiseは、正に爽快で心地よい南国のフレーバー。
リラックスして楽しんでくれ。
これがMonsterが見つけた楽園だ。
いや本当に何を言ってるのか分かんない。分からなさ過ぎて縦読みしたら余計に訳が分からなかった。
とりあえずサンドウィッチマンの富澤氏の声(謎の男シリーズのやつね)で脳内再生しておいた。
【公式】サンドウィッチマン コント【ストリートミュージシャン】
見た目
グラスに注ぐとうわなにこれ凄い色。
あーこれこれ、って感じ。この体に悪そうな色を体内へ取り込む、という背徳感もエナジードリンクっぽくて良いんだろうな。
味
個人的に意外だったのが味。
作り物っぽい味ながら、合成甘味料のあのケミカルさを打ち消している。これ、すごいな…。
果汁は使っていないようで、さらに何の果実かも明記されていない。
「爽快で心地よい南国のフレーバー」としか書かれていないし、香料の説明も無いし、もちろんそもそもフルーツを連想させる表記すら無い。
キウイっぽさは確実に感じるとして、あとは何だろうな。最初の香りには青りんごのようなフレッシュな香りを感じたんだけど、飲んでみると意外と感じず。
キウイはしっかりと甘味だけでなく酸味まで再現されていて、テクノロジーって恐ろしいなと感じた。恐ろしい。
さすがにフルーティーとまではいかないけど、「果汁を使っているかどうか」「ゼロカロリーかどうか」あたりはブラインドテストなら騙せるんじゃないかな。濃縮還元のフルーツジュースには劣れど一般的なソフトドリンクレベルの果汁感はある。
しかしながらあっさりとした飲み口で、くどくない。
爽やかな味わいを最後まで楽しめる、まさにこれからの季節向けのフレーバー。
言い方を変えれば、がっつりこってり甘味料&ケミカルを求める人には物足りないのかも。
成分
成分にはカフェイン・アルギニンはもちろんのこと、モンエナの特徴でもある高麗人参も配合。
モンスターは全般的にそうだけど、イノシトール*1やカルニチン*2やガラナ種子エキス*3も入っていて、成分的にはどちらかといえば短距離走ランナーって感じ。
前に紹介したZONeはパラチノース*4が入っていて長距離マラソンランナーって感じだったので、用途や目的に応じての使い分けが出来そう。
カフェインと高麗人参含有量は通常のモンスターエナジーと同等。アルギニンは半分以下と少なめ。
まとめ
飲みやすい。まさに魔剤。
夏にパラダイスへ行きたくなったのに諸般の事情でパラダイスへ行けなくなってしまったときや、仕事を抱え過ぎて頭の中がパラダイスになってしまったときにお試しください。