
今週も作成したオルゴール曲について。
今週のBGM
今週の動画はこちら。
10/31にupした物となる。
KICK BACK / 米津玄師
今回追加したのは米津玄師のKICK BACK。
kick backには「(何かを)蹴って戻す」という意味がある。
そこから派生して、やや強めに「返却する」「送り返す」という意味がある。
何故か「のんびり過ごす」「リラックスする」という意味もある。こちらは恐らく仕事等の面倒ごとを蹴り飛ばしてくつろぐ、みたいなところから来たのだろう。
ハードなドラム
ドラムは無機質なビートを奏でる。たまに変化はあるが一貫して同じようなリズムが多く、これがミニマルな感覚を生み出す。
硬めのフィルターエフェクトがかけられており、より無機質で機械的に感じる。
ハードなベース
ベースは手弾き感があるものの、音作りは歪んでいて硬めにされている。
要所のスラップ奏法・ドラムの硬いビートも相まって、金属質なリズムを感じる。
米津玄師らしいメロディとコード使い
サビ前のセクション等で彼らしいメロディを感じる事が出来る。
2拍ごとにころころ変わるコードも彼らしさを感じる部分かもしれない。
隠し味のオルガン
これまたロックなサウンドのオルガンが良い味を出している。
絶妙なポイントで飛び込んでくる技巧的なギターフレーズもまた格別。
オルゴールに落とし込む
まずはビート感を損なわないようにする。
当たり前だけどオルゴールの音は全てオルゴールなので、ビート感を出すにもオルゴールの音を使用する。基本的にバスドラム(キック音)は低音、スネア音は中音で表現する。
ベースの音とビートを担当させる音はぶつかるため、オルゴールにする上ではどちらかに役割を譲る。
スラップ音などの印象的な音は溢さずにコピーする。
印象的なギターやオルガンの音もコピー。ただしこちらはメロディにぶつかりやすい。
もちろんメロディが最優先なので、こういった楽器のすべてをコピーするわけではない。
オルゴールの制約として「音の強弱の区別が付けられない」というものもある。なので、メロディを浮かせるためには適度な間引きが必要になる。
あとがき
米津玄師の曲はコード使いが独特な部分もあるけども、聞きづらさやコピーしづらさは少ない。
なおかつ本人だと分かりやすいシグネチャーもある。そういった部分を見つけると楽しい。