ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【今池】串モノ激戦区に新たな風「串焼き・野菜巻き工房 ひょーげもん」

今池あたりには焼き鳥屋が多く立ち並ぶ。

特に"今池東"の交差点(ちょうどCLUB 3STARのあたり)には密集していて、この一角だけでも「鳥貴族」「虎串」「大西」「鶏あえず」「鶏桜」と5店舗の焼き鳥屋が存在する。焼き鳥以外の物も燃えそうなほどバチバチな激戦区。

 

そんな激戦区に鳴り物入りでオープンしたのが「串焼き・野菜巻き工房 ひょーげもん」。

なんでも焼き鳥の「きんざん」系列の店舗とのことで、良い食い込み方をしそう。

立地も最高の1Fの路面店。路面側の壁はほとんど全てガラス戸になっていて、明るい店内が良く見える。フラッと入りやすいところもポイントが高い。

 

シンプルなだけに難しい、焼き鳥

焼き鳥は奥が深く、素材がシンプルなだけに仕込みと焼きで大きく差が生まれる料理。

カウンターでお客さんの食べる速度を見つつ焼きを調整する様は、キャッチボールのよう。

おまかせを注文すれば、さっぱりしたものから濃い味へと進んでいく。

なんだかちょっと寿司に似てるのかも。

 

焼き場は命そのものであり、誰でも立てるわけでは無い。

注文が混み合えば一本当たりに掛ける事の出来る時間や手間暇は減っていき、串の出来映えに客数が大きく関係するときだってある。

出来る限りブレることなく本領を出し切る――それが出来るお店こそプロだなと思っています。

評判が高まって繁盛する事によって焼きのムラが生まれるお店も見たりしていて、そのたびに焼き鳥の難しさと奥の深さを感じる。

 

 

行ってみる

場所は冒頭でも書いた通り、今池東。今池駅を出て東へ。広小路通りをちょっと南下したところ。

店舗の横幅はかなり広く、見つけられない可能性はまず無い。

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店内は広く、カウンターとテーブル席がある。

カウンターはL字型に構え、中はキッチンになっている。後方には焼き場、手前は味付けをしたり仕上げをしたりするスペース。

清潔感があり、照明はかなり明るめ。個人的にはもう少しダウンライトの方が入りやすいのだけど、団体だとこれくらいの明るさが良いのかな…どうなのでしょう?

 

スタッフはかなり多く、元気が良い。掛け声も多く、活気がある。

ホール担当と調理担当が明確に分かれているため、注文を請け負うスタッフが視界に入らないカウンター席だとやや注文しづらさは感じる。然して問題では無いけども。

 

食べてみる

注文を取る前に串モノを乗せた木枠を持ってきて見せてくれる。

デリカテッセンのような気分で串ネタを実際に見ながら選ぶことが出来る。

注文が決まっている時にはテンポ感が多少悪くなるが、その場でオススメを聞きながら選べるのも新鮮で楽しい。

 

注文を終えると、まずはお通しとしてキャベツが出てくる。

ちょっと珍しく、キャベツには味が付いておらず一緒に供されるふりかけを掛けて頂く。

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串モノ屋にはキャベツが合うね。なんでだろうね。

頼んだ串が来るまでは時間がかかるので、おつまみをいただく。

 

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こちらはせせりポン酢。

ポン酢に浸っているタイプのおつまみはボイルのイメージなので、せせりもボイルした状態で来るかと思いきや、揚げてあった。

大根おろしは粗めのタイプでザクザクしていて、ポン酢との絡みも良い。

 

程無くして、串が運ばれる。

テーブルに赤い正方形の盤があり、そこに串は置かれていく。付け合わせがあったりする串は皿ごとサーブされる。

 

■名物レタス巻き(320円)

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看板メニュー。

野菜を豚バラ肉で巻いた串モノ、「野菜巻き」がウリで、その中でもこの「レタス巻き」が一押しとのこと。

味は塩やソース等からチョイス可。シンプルに塩を選んだ。

タケノコのようにデカい串で、インパクトがある。切れ込みが入れてあるので食べやすいが、ややほろほろと崩れがち。

レタスの甘みと豚バラ肉の塩味がマッチしておいしい。

 

■なるとしそ巻き(200円)

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シソを豚バラでクルクルと巻いたものをナルトに見立てた串。

シソと豚肉は相性も良い。さっぱりしていて食べやすい。

 

 

■万願寺唐辛子(230円)

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万願寺唐辛子は京野菜の唐辛子で、ししとうに近い。

料亭・割烹以外では久々に万願寺唐辛子の名を見たので、どんなものかと思わず注文。

焼き浸しのように醤油の味が染み込み、鰹節が良いアクセント。生姜は付け過ぎると醤油や万願寺に勝ってしまうので少量を。

 

■半熟卵のベーコン巻き串(250円)

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ベーコンで巻いた半熟卵の串。

中はしっかり半熟の状態で出てくる。

 

■つくね(160円)

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つくね串。焼き鳥屋なので過度に期待しすぎたかも…ジューシーさには欠けるが普通においしい。黒胡麻の主張を感じる。

 

■高菜明太焼きおにぎり(350円)

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焼き鳥屋で頼む焼きおにぎりは焼き鳥と同じ焼き場で焼いてくれることが多く、香ばしくて格別。

こちらも注文が入ってから網の上で焼き上げる逸品。その分、時間はかかってしまうが、その後に待つおいしさと比較してしまえば苦にはならない。

大ぶりとまではいかないが、結構しっかりとしたサイズ。高菜はごはんに混ぜ込まれていて、明太は中に入っている。ほどほどに煙の香りを感じておいしい。

 

 

まとめ

焼き鳥屋の系列という事だったが、焼き鳥よりも野菜巻き串がおいしい。

焼き鳥そのものは周囲にライバルが多過ぎるのでちょっと不安な部分もあるが、野菜巻きという新たな特徴を持った料理を武器にした焼き鳥屋なので今後が楽しみではあります。

 

野菜巻き串はコスパはあんまり良くなくて、一本あたりの単価が高い。

満腹まで食べてお酒も飲んだとすると結構いいお値段になってしまいそう。

 

他の焼き鳥屋さんも覗きつつ、もしかしたら再来訪もあるかも。

 

 

 

ショップデータ

串焼き・野菜巻き工房 ひょーげもん

営業時間

日~木…17:00~24:00

金・土・祝前日…17:00~25:00

定休日

年末年始

住所

愛知県名古屋市千種区今池5-2-6

駐車場

無し

メニュー(抜粋)

名物 レタス巻き…320円

なるとしそ巻き…200円

鶏もも串…160円

ハツ…140円

 

※本記事の内容は2019年10月現在のものです。