10/27はライブハウスに居たのに、バンドマンでも音楽関係者でもなんでもなく、シェフでした。
ただただフードを提供するためだけに居る人。そう、シェフ。何度も「本職の方ですか?」と聞かれましたが、ある種本職です。その片手間に鍵盤を弾いたりしているだけです。
と言うとどこまで本気でどこまで冗談か分かんないのでちゃんと説明しますと、過去に知り合いの板前に遊びがてら基礎的な部分を教えてもらったのです。
その時にイタリアンと和食の基礎は培ったので、何とはなしに色々出来るわけです。基礎があれば応用できるから、的なね。
ライブハウスのフード事情に関してはもうちょっと言及したい部分が多くて、そのために色々と試行錯誤をしていきたい。
僕がフードをやっているのはその一環でもありまして。だって実際に現場でオペレーションしてみないと理想だけでモノを語っても意味が無いからね。
かいつまんで言うと、ライブハウスはもっとフードを充実させるべきだと思うのね。全然レトルトでもスナック菓子でもなんでもいいんだけど、何もないのはあんまり良ろしくないと考える。
まぁそういう裏テーマは僕の中で分析しているだけなので置いといて。
今回は牛串!縁日くらいのクオリティで想像してたでしょ?全然越えていきますよ。
リブロース。しっかりとサシもありつつ、赤身ならではのさっぱり感。そして牛肉らしい旨み。
塊のリブロースを捌いて串打ちをしていったのだけど、ただのブツ切りではなく。
写真のようにサシがちゃんと見えるようなカットをしてるし、スジ切り等の下処理もバッチリです。そりゃあもちろん。
フードは広くたくさんの人にお楽しみいただけたようで何より。
在庫が余るのも怖いけども、かといってチキりすぎてすぐに売り切れちゃうのも微妙だし。
2日間ともソールドで、なおかつ多くの人が食べれたので、良い仕入れの読みだったと自負しております。
そして「おいしい」「うまい」というお声しかいただかなかったです!本当にありがたい。
そりゃあおいしいに決まってるさ。自信満々でやってるし。でもそれでもやっぱりこの一言は嬉しいですよなー。
特にほおばった後に思わず漏れる「うまっ…」は最高に嬉しいよね。うんうん。あれ僕バンドマンだったっけ…。
ちゃんとシェフの正装、コックコートで。コスプレじゃないよ!ガチもんだよ!
胸元にはちゃんとネーム(橋本ねこ)を黒糸の刺繍で。ボタンは伝統的な布製。
ボタンが布製なのは熱湯がかかった時のような有事の際にすぐに脱衣できるようにしているのと、異物混入防止のため。
袖が長いのは鍋掴みを兼ねていたりとか、まぁいろいろと機能性があるのです。この服。
ともあれ。
満足してくれた人が多いようで何よりです。
またいいネタ考えて料理します。お楽しみに。
ちなみに一番人気の味はトリュフ岩塩で、次がわさび醤油でした。