【前】
食事もなかなか贅沢なものをいただきまして。
おかげでお腹を下しました。慣れない贅沢なものは食べない方が良いですね。乳酸菌は正義。
まぁそんな半分冗談は置いといて。
料理もたらふく食べて焼酎も飲んで、といった具合でお送りしておりました。
まぁこちらも控えめに言って最高でして。
季節感のある料理は良いですよなぁ。料理人の顔というか心がつたわる料理って良い。
柿を模した手毬寿司はサーモン。ヘタの部分はきくらげと牛蒡だそう。
こまやかな仕事も見れる料理で、もちろん頻繁にこういう料理に触れているわけではないので、非日常として楽しめました。
鹿児島といえば"鶏刺し"でして、ビジュアル的には完全に「唐揚げにする前のお肉」なんだけど、これがめっぽう旨い。
いわゆる鶏のタタキとは全然違う。生。超生。
レバ刺しや牛ユッケの規制が掛かった今、次に規制されるのはこの鶏刺しであろうと僕界隈(というか主に僕のみ)が騒めいているので、気になる方はお早めに。
それなりに値段はするっちゃするんだけど、でも安いのは怖い…ちょっとした贅沢として。
食べ方は刺身醤油(鹿児島流だと甘い醤油)に酢を少々、あとはにんにくやネギ、オニオンスライスや生姜、わさびなどなどをめいめいお好みの量付けてカスタムしつついただきます。
これがまた格別においしいのだけど、もちろん生の鶏肉なのである程度のリスクはあります。体調がすぐれないときには食べない様に。
朝食もザ・旅館って感じでグッド。
豚味噌が鹿児島っぽさを演出してます。逆にそれ以外は鹿児島要素が無いのですが、僕としては別に鹿児島料理は食べなれたものではあるので特に気にせず。
旅行者だとちょっと「あ…ここは普通なんだ…」ってなっちゃうポイントかもしれませんな。
ちなみに味噌は麦味噌。白です。甘味が強い。
南九州は特にそうだけど、醤油も味噌も甘い。なんか歴史が関係あったと思うんだけど、忘れたので気になる人は各自検索していただきたい。
そう、さっき鶏刺しのくだりでもふんわりと触れたけど、醤油が甘いんです。砂糖入ってる。
知らずに使ったらきっと醤油じゃない別のものを使ったかのような気分になるんじゃないかな、と。
なお、ネイティブの鹿児島県民に言わせれば通常の醤油は「辛い」「しょっぱい」とのこと。僕はどっちの醤油も好き。
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