ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

第6回:勝負は下味から始まっている

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【琴羽商店】

【前】 

 

 


ステーキ(今回は牛串だけど)は焼く事だけがすべてでは無い。

 

もちろん焼き方によって味は大きく変わる。

焼き過ぎてしまっては肉の味は大きく落ち、旨みは逃げ、水分量も落ちるから食感も悪い。かといって生焼けでは生臭さを感じたりする事だってある。

焼く工程には失敗するリスクが多いため、焼く事が注視されがち。

しかし、焼く前…つまり下味や下準備・下処理も非常に大事なのです。

 

 

まずは解凍。解凍する際には温度変化を極力小さく、かつ時間をかけてじっくりと行う。

一気にやると外側だけ溶けて内側は凍ったままになる。そうすると加熱時にムラが出る。

解凍した後、あまり長時間室温に置き過ぎると雑菌が繁殖するので手際よく。

 

そしてカットをする。単純に狙った重量でのカッティングのみではなく、筋切りや反り返り防止のためのカットもしつつ。

 

下味はその後。程度や大きさによって焼く30分~60分前くらいに行う。

早過ぎると浸透圧の関係で水分が出ちゃうし、遅過ぎると下味は馴染まない。

なお、ちょっと気持ち多めの塩の量にすると良い。最後の味調整のイメージの量では無くて、その1.5倍量くらいでも大丈夫。

 

 

 

…って感じで割と気を使うべき箇所は多いのです。

それ以外にも細々とした注意すべき点があったりも。正解も一つじゃないし、それこそシチュエーションや肉の状態、厚さ、部位などによって全然変わってくるのです。

 

そして僕はただただ最高の状態に仕上げるだけでございます。

明日と明後日、ライブハウス「@-hill」でお待ちしております。