殺伐とした2020年に颯爽とチョコアイスが――!
その名も「チョゴゴゴゴ」。何それ…。
そんな謎多きアイスに迫ってみる。
製造は「赤城乳業」
作っているのは赤城乳業。
そう、ガリガリ君でお馴染みの「AKAGI」こと、赤城乳業である。
赤城乳業はガリガリ君以外にも様々なアイスを手掛けている。
"乳業"って付くくらいだしね、氷菓のみならずミルク感のあるアイスも取り扱う。
しかし実は"乳業"に関しては由来が色々あり、「将来的に牛乳を使った商品を作りたいという思いがあった」「創業当時に他社大手の〇〇乳業に早く追い付きたいという思いがあった」などなど。初期は乳業と名乗りながら乳製品を扱ってはいなかったよう。
その辺からも分かるように、遊び心の溢れる会社である。
「規模は小さいながらも強い会社」を目指していて、大手アイスメーカーには出来ないような独創性のある商品を世に送り出し続けている。
なお、コンビニでのアイス販売は赤城乳業が先駆けだと言われている。
"チョゴゴゴゴ"とは――
そんな赤城乳業の出した新商品はチョコアイス「チョゴゴゴゴ」。
まるでマンガの一コマかのようなパッケージデザインが目を惹く。
左側の「☆チョコです――」がマンガの様式美っぽさがあって好き。
勢いで持っていっている感じも好き。
ちなみに中のアイスの説明は裏側に。
こういう食感違いの素材がたくさん含まれているアイス、結構好き。
飽きずに楽しめて良いよね。
なお、パッケージ表には注意書きも。
「先端に固いチョコが入っておりますので、ご注意ください」
急に「私、先制攻撃をしかけるので覚悟しておいてください」と宣言されているような気分になる。
教室に入ろうとするときに「この扉に黒板消しが挟んであるので気を付けてください」っていきなり宣戦布告されるようなもの。分かってて引っ掛かるのも一興だが、ここは用心して進もう。
食べてみる
パッケージを開けると外側はチョコアイス。
食べてみるとシャクっとした食感。チョコアイスというかチョコシャーベットというか。
チョコの濃厚さは無いけども、嫌いじゃない。こういう食感のチョコアイスは最近あんまり無い気がする。
程なくすると例の固いチョコが顔を出す。
固いって言ってもそれほどだろう…と思いながらそのまま横倒しのままで噛もうとしたら全然折れなかった。歯が弱い人ならやられるかもしれない。
アイスバーを縦にして砕くか、舐め溶かすかになる。
この板チョコ、何故この場所にあるのかは謎。完全に先制攻撃感しか無い。
まぁおいしいけども。味は良い。
この先制攻撃を乗り越えるとミルクアイスが主体となり、チョコチップも顔を出す。
チョコクッキーじゃなく、チョコチップ。意外としっかりとしたチョコレート感が楽しめる。
ミルクアイスはそこまでミルクリッチな味わいではないけども、おいしい。
まとめ
最初のインパクトから始まり、そのまま色々な食感や味わいを楽しめるアイスとなっている。
遊び心たっぷりで、かつ遊び心だけじゃない。そんなアイスだった。