先日、中々梅雨に入らないなぁって話をしたところ。
その後、関東地方は6月6日ごろに梅雨入り。
6月11日ごろに入梅した九州地方よりも関東地方が早いのは珍しい現象。
6月14日~15日ごろには全国的に梅雨入りをする。例年よりも1週間程度遅い。
しかしその2週間後、6月27日には「梅雨明けしたとみられる」という報が入る。
えっ、待って、早くない?
例年の梅雨と今年の梅雨
普段、梅雨の長さはだいたい1ヶ月半程度。
そう考えてみると今年の梅雨は約14日間しか無かったということになる。
つまり単純に例年の1/3の期間。これは短い。
ゲリラ豪雨もだらだらと降り続く雨も全然無かったように思う。
降水量も期間に比例して1/3程度に落ちていそう。
天気予報を見ても「見渡す限り雨マーク」という現象が見れなかったように思う。
梅雨なのに晴れがあったりして、体感上まったく梅雨らしくない梅雨だったように思う。
2022年6月の愛知県の天気――tenki.jpより
14日の雨を合図に梅雨入りを発表したが、もう22日より後は雨がほとんど無くなってしまう。
以降これだけ晴れの天気予想が続けば、まぁ梅雨明けであろう。
ちなみに梅雨入り・梅雨明けは「したとみられる」と表現される。
最終的な確定は以降の天気を確認したのち。例えば今梅雨明けは発表されたが、もしかすると7月に1週間くらいのまとまった雨が降るかもしれない。将来、この時期も梅雨としてカウントし、2022年の梅雨の時期が再検討される可能性もあるわけだ。
空梅雨
梅雨の時期にあまり雨が降らない事を「空梅雨(からつゆ)」と呼ぶ。
空振りとかの「空」と同じ、空っぽの「空」だ。
多くの地域で例年の梅雨の降水量の半分以下を記録。
これにより農作物への影響が懸念される。育ちが悪ければ希少性が上がり、価格も上がる。
水不足も心配だ。ダム・貯水池に十分な水が貯まらなければ、生活用水の確保が難しくなるリスクだってある。
7月の降水量も全国的にやや少なくなると予測されていて、水不足の恐れがある。
梅雨の天気自体はあまり歓迎されない事が多いが、その恩恵は大きい。
梅雨明け、そして猛暑
梅雨明けした瞬間、すっかり夏のような天気になった。
急に35℃を超えたり、群馬県伊勢崎市では40℃を記録したり。
そして7月も平均気温は全国的に高くなると予想されている。まさに温暖化。
電力逼迫の話も出ているが、それでもエアコンを節約したりして熱中症等で倒れてしまってはリスク。
夏場はもうエアコン無しでの生活も難しくなってきており、さらに温暖化に拍車をかけてしまいそうだ。
台風が来ているとか…?
現在、日本列島には台風4号が接近中だ。
5日には九州あたりに、6日には関西地方を巡る予報が出ている。
現在の悪天候は梅雨ではなく台風由来のものと見られる。
しばらくは天気予報から目が離せない。
記録的な空梅雨。水不足。猛暑。そして台風。
天災は逆らえない上、非常に強いパワーを持つ。そういう時期にはそういう時期の過ごし方を。