ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

成城石井のコーヒーのポテンシャルを思い知る


成城石井のコーヒーを買ったのは前回書いた通り。

blog.neko-labo.work

 

こうして、カルディやワルツコーヒーやドトールなどを渡り歩いた僕は、晴れて成城石井という泥沼へと両足を突っ込んだわけだ。

 

成城石井のコーヒーについて

価格

成城石井のコーヒーは、実はめちゃくちゃ高額なわけではない。ブルーマウンテンを用いたブレンドは例外だが、他はgあたり4円以内に収まる。まとめ買いすればgあたり3円を切るものすらある。

エメラルドマウンテンやキリマンジャロやグアテマラでgあたり4~5円程度、ブルーマウンテンはgあたり8円程度だ。

ラインナップ

19種類のラインナップ。基本的には200g入りだが、物によっては500g入りもある。

浅煎りから深煎りまで。産地に拘り抜いた物もあれば、デイリーユース向きな物もある。抽出方法に関しても、ペーパードリップ以外にネルドリップやフレンチプレス、エスプレッソ抽出が推奨される物も。色々なニーズにフィットした鉄壁のラインナップと言える。

お安い順番に、こんな感じ。

  1. モカ&キリマンジャロブレンド 100gあたり279円
  2. エスプレッソ 100gあたり359円
  3. 成城石井ブレンド 100gあたり378円
  4. マイルドブレンド 100gあたり378円
  5. スペシャルブレンド 100gあたり378円
  6. リッチテイストブレンド 100gあたり378円
  7. マンデリンブレンド 100gあたり378円
  8. コロンビアクリストバル 100gあたり378円
  9. フレンチロースト 100gあたり389円
  10. エチオピアモカ 100gあたり389円
  11. カフェイタリアーノ 100gあたり431円
  12. ロイヤルスイートブレンド 100gあたり431円
  13. キリマンジャロエーデルワイス 100gあたり431円
  14. グアテマラアンティグア 100gあたり431円
  15. ブラジルイパネマ 100gあたり431円
  16. スペシャルティーコーヒー シグリ農園パプアニューギニア 100gあたり507円
  17. エメラルドマウンテンブレンド 100gあたり535円
  18. スペシャルティーコーヒー エルインフェルト農園グアテマラ 100gあたり571円
  19. ブルーマウンテンブレンド 100g805円

それぞれ大容量で買ったりまとめ買いをすることで、単価はもっと安くなる。

コーヒーの品種

成城石井で取り扱う全てのコーヒーはアラビカ種のみを100%使用しているそうで。

 

アラビカ種とカネフォラ(ロブスタ)種の2種類の品種のあるコーヒー。その中にも様々な品種があるが、大元を辿ればこの2種類に大別される。

アラビカ種はいかにもコーヒーらしい古き良き味わいを持つ。しかし気候変動や病気、虫などにはめっぽう弱い。そういった要因でアラビカ種がやられてしまった地域ではカネフォラ種が台頭、主力となった。

カネフォラ種はアラビカ種よりも適応力が高いが、アラビカ種よりも苦みや雑味があり品質が劣るのが欠点。

 

カネフォラ種の方がアラビカ種よりも多く採れるため価格は安定しており安価。それゆえ缶コーヒーやインスタントコーヒーなどに用いられる。

カネフォラ種とアラビカ種を比べた時、どちらにも良い点がある…と言いたいところだが、正直なところカネフォラ種にはコストメリット以外の恩恵は特に無い。味も香りもアラビカ種にはどうしても勝てない。

 

コーヒー沼にちょいと浸かっていくならば、アラビカ種を飲んでおくべきである。カネフォラ種でコーヒーが苦手になってしまっては勿体ない。

鮮度

コーヒーは元々果実であるからにして、鮮度は重要である。

「焙煎したから長持ちする」というわけでもなく、むしろ焙煎後は酸化に気を使う必要がある。

焙煎後1ヶ月も経つと、結構味の印象は変わってくる。徐々に変化するため気付きづらいのだが、その後煎ってそこまで日の経っていないものを戴くとやはり酸化の影響は感じてしまう。

 

コーヒーショップですら中々煎りたてを買うのは難しいので、ある程度の時間経過は仕方がない。

しかし作り置きを行っている所は出来れば避けておきたいところ。気になるならば、コーヒー豆を置いているショップの豆の回転効率を見極める必要がある。量り売りのショップではずらっとコーヒー豆が並んでいるが、どれくらいで無くなりどれくらいで補充されるのかによって鮮度が左右されると言える。

 

成城石井では、受注生産システムを採用しているそう。

「作り置きをせず、買い付ける人(バイヤー)のオーダー毎に焙煎をしている」とのこと。つまり各店舗で発注した分だけを発注先で焙煎し、配送されるのだろう。発注先が元々焙煎済みの在庫を抱えているわけではありませんよ、ということだろう。

 

購入後はなるべく密閉して冷蔵庫で1ヶ月以内に頂く。

どんなに良いコーヒーでも、良いポテンシャルで飲んであげないとその真価は発揮されないのだ。

 

こういった、言わば基本的な部分ではあるが大事な要素を守っている点に関しては、非常に信頼することが出来る。

 

成城石井ブレンドを飲んでみる

19種類のラインナップを見比べはしたが、結局どれが良いのかよく分からなかったのでお試し飲み比べセットを買った、というのは前回触れた通りである。

 

4種類のコーヒーが多少お得に入手できるこのセット、その中でももっともスタンダードであろう「成城石井ブレンド」をいただくことにする。

淹れる


香りはいかにもコーヒーって感じ。まぁコーヒーを淹れてるんだから当たり前なんだけど。

甘い香り、苦い香り、コーヒーらしい香り。色々な要素がふんわりと漂い、なんともリッチな気分になる。

これこれ、この香り、って感じ。

飲む

飲み口はライトで、非常に飲みやすい。

 

ローストが深いとどうしてもストレートでは飲みづらくなる。コーヒーが大好きな諸兄方はシティローストであろうがグビグビとストレートで嗜むのだろうが、僕は無理だ。

ストレートで飲むならば、こういった浅煎りが良い。味わいも楽しめるし。

 

ライトだが、コクが無いわけではない。説明通り、甘味も酸味も苦味も感じる事が出来る。なるほど、非常にバランスが取れた絶妙なオールラウンダーブレンドだ。

ある意味無個性とも言えるが、そう言ってしまうと些かタチが悪い。別に個性があるのが優れているというわけでもないし。普段グイグイ飲むのにピッタリなブレンドだと感じた。

ブレンドについて

ちなみにこちらのブレンドに使われているのは「ブラジル、コロンビア、他」となっている。

ブラジル

ブラジル国産のコーヒー豆。

比較的入手しやすいため、ブレンドのベースとして多用されるブラジル産。

ほんのり甘めの香り、バランスの取れた酸味と苦味。

コロンビア

コロンビア国産のコーヒー豆。

こちらもオーソドックスな味わいで、ブレンドの起点となる。

自然な甘さ、少しどっしりとしたコクと酸味も感じられる。

 

あとがき

このブレンドは普通にリピートしたいと思った。

500g入りならばグラムあたり約3円となるため、デイリーユースとして申し分ない。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

成城石井ブレンド 200g 【豆】
価格:755円(税込、送料別) (2022/10/20時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

成城石井ブレンド 500g 【豆】
価格:1502円(税込、送料別) (2022/10/20時点)