僕を語るうえで大事なお酒の一つ、イエーガー。
僕の一番好きなお酒、と言っても過言ではないレベル。
イエーガーとかイエガーとかイエーガとか言ったりしますが、正式には「イエーガー」でございます。
もっと言うならば「イエーガーマイスター」が正式名称。
イエーガー(独:Jäger)は猟師、マイスター(独:meister)は達人とかそういう系の意味。
マイスターは英語のマスターに当たる語ではあるけども、もっと幅の広い語で。「長」とか「主」とかそういう意味合いを含みます。
なので、「狩猟の達人」「猟師頭」的な意味合いになります。称号に近いニュアンス。
さてさて。
イエーガーといえば、パーティーピーポーとバンドマンの間で絶賛不人気なお酒の代表でございます。だいたい罰ゲームのショットで使われている不憫なお酒。
というのも味はドイツ版養命酒。ちょっと苦みのある独特な風味のお酒で、いわゆる「ビター系ハーブリキュール」のカテゴリーに入ります。カンパリとかアペロールとかあっち系。
こういうハーブを使ったカクテルはちょっと苦みがあってグビグビとは飲めないので、飲み過ぎないようにする点では効果的なお酒かもしれません。あと、悪酔いはしないイメージ。
ハーブを使ったリキュールは独特の苦みがあります。
ジンも同じくハーブを使っておりますが、こちらは蒸留しているので無色透明。クセはあるものの、ジンはそこまで前面にハーブは出てこない感じ。
対してハーブリキュールはクセを活かしたものが多い。というか入れてるものも独特ですし。仕方ない。
イエーガーの材料
イエーガーに関しては何とレシピが公開されておりません。
もうこの世界も2019年だというのに、今どきそんなお酒もあるのです。
56種類の材料を使ってるよー的な事は書いてあるのだけど、何が入ってるのか…。
イエーガーのサイトを見ると、「サフラン」「シナモンピール」「根生姜」「八角」「カルダモン」「オレンジピール」の6つは載ってた。けども残りの50種類は明記されておらず。
色々調べてみると、アニス、カモミール、フェンネル、ミント、ラベンダー、ミルラ、マテ、ゲンチアナ、キャロブ、甘草…が入ってる、らしい。という憶測レベルでいくつか出てきた。
これで16種類。あと40種類は何なんだろうか…。
もちろんヤバいものは入ってない。まぁ入ってたら販売出来ないですし。もしくは浸漬⇒濾過⇒熟成の間にヤバい成分が失われるのかもしれない。
イエーガーの味
肝心の味なんだけども、甘いうがい薬のような味…というのが今のところ一番的を射ているかなと。
有用な使い方としては食前酒にしたりするのが一般的。
ハーブ系なんでね。食後とかでもスッキリできていいよな。
ただ、料理にはそんなに合わないというか合わせづらいというか、他にもっといいマリアージュをするお酒がたくさんあるので敢えてわざわざイエーガーを料理に合わせる必要も無いかなとは思う。
イエーガーの効能
むしろ僕としてはこっちに注目してまして。
イエーガーはテンションがアップするお酒というよりも、落ち着く作用が強いと思ってて。集中力も増すように感じる。
なので、ライブの日に愛飲しているという次第。何ならいつもよりもフレーズのアイディアなんかも浮かびやすい気すらする。
僕としてはライブの日に酔っぱらってステージに昇るのはあんまり良しとしないのだけど、それは迷惑をかける可能性があるからで。
適量ならば別に良いんじゃないかなと僕は思うのね。そこは敢えて取り締まるべきじゃない、線引きすべきじゃない、と。
でもそれは事前にちゃんと見極めておくべきだと思う。どれくらいの量でどういう状態になるか、とか。判断能力は残っているのかとか。
そういう事を守りさえすれば、お酒は良い潤滑油になってくれるはず。
お酒とはうまく付き合いたいですね。